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  • Yasuhiro Koma

ラグビーフランス代表


2023年ラグビーワールドカップ開催国であるフランス。このフランスのラグビーについてどれくらいご存知でしょうか?

ヨーロッパラグビーに精通している方ではピンと来られるでしょうが、フランスはイングランドと並んで北半球のラグビー最強国の一つです。

フランスというと華やかな文化の発信地としてのイメージが強く、球技の中で最もハードとされるラグビーと結びつかないかも知れませんが、南半球のニュージーランド、南アフリカ、オーストラリアと互角以上の戦いを繰り広げています。

事実、北半球の国ではフランスが唯一上記3カ国に対して10勝以上挙げている国です。イングランドはニュージーランドに対して8勝、フランスは13勝しています。



また、ワールドカップでもフランスは安定した戦績を残していて、優勝こそはありませんが、準優勝が3回、3位1回、4位2回、ベスト8が3回、と出場した9回の大会全てでベスト8以上の成績を残しています。

イングランドは自国開催の2003年大会で決めた優勝1回があるものの、2015年はプール戦で敗退となっています。

フランスとイングランド、北半球で一番強い国、と見方は色々あるものの、2023年7月現在、世界ランキング2位の実力は相当のものです。




フランスのラグビーは次々とパスを繋いでいく攻撃的なラグビーは”シャンパン・ラグビー”と呼ばれて、スピーディーかつ華やかなラグビーが特徴です。同時にフランスはスクラムが強く、スクラムで相手を制してスクラムハーフが高速で展開してトライを奪っていく、というスタイルも得意としています。

2019年W杯後からヘッドコーチがファビアン・ガルティエ氏になり、ガルティエ政権下での勝率はフランスラグビー史上最高の80.56%。さらに2020年からディフェンスコーチに元ウェールズDFコーチであった、ショーン・エドワードが就任して、ディフェンスが強化されています。




フランス代表は2018年頃から自国開催となる2023年W杯を見据えて、チームの再建を行ってきて、チームレガシーの継承と若返りと成長という3つの課題を確実に達成して、現在は世界最高峰のハーフバックコンビ、アントワーヌ・デュポンとロマン・ヌタマックのコンビを生み出しました。

この26歳と24歳の2人がフランスを初優勝に導くのか、フランス中が注目しています。

フランスは現在モナコでW杯前の合宿を行っており、8月からW杯強化試合、「サマーネーションズシリーズ」で、8月6日・13日にスコットランドと、8月20日にフィジーと、8月28日にオーストラリアとテストマッチを行い、9月8日にニュージーランドと開幕戦を行います。

いきなりの決勝戦レベルの好カードに興奮が止まりませんが、まずはW杯合宿に召集されたスコッズを紹介していきます。




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シリル・バイユ

トゥールーズ

182cm / 116kg

1993/9/15 43caps


ジャン=バプチスト・グロス

トゥーロン

195cm / 110kg

1999/5/29 21caps


レダ・ワルディ

ラ・ロシェル

185cm / 110kg

1995/8/02 7caps


ウイニ・アトニオ

ラ・ロシェル

196cm / 149kg

1990/3/26 50caps


ドリアン・アルデゲリ

トゥールーズ

180cm / 119kg

1993/8/04 9caps


トマ・ララヤット

ラシン92

176cm / 125kg

1997/10/02 0cap


デンバ・バンバ

リヨン

185cm / 124kg

1998//3/17 25caps



HO

ピエール・ブルガリ

ラ・ロシェル

184cm / 105kg

1997/9/12 7caps


ジュリアン・マルシャン

トゥールーズ

181cm / 108kg

1995/5/10 29caps


ピート・マウヴァカ

トゥールーズ

184cm / 124kg

1997/1/10 21caps



LO

バスティアン・シャロー

モンペリエ

202cm / 118kg

1992/2/13 3caps


ティボー・フレメント

トゥールーズ

203cm / 116kg

1997/4/29 16caps


ロマン・タオフィフェヌア

リヨン

200cm / 133kg

1990/9/14 43caps


ポール・ウィレムセ

モンペリエ

201cm / 128kg

1992/11/13 28caps


キャメロン・ウォキ

ラシン92

196cm / 109kg

1998/11/07 19caps


フロリアン・ヴェルヘゲ

モンペリエ

203cm / 110kg

1997/4/27 1caps



FL/No.8

グレゴリー・アルドリット

ラ・ロシェル

191cm / 115kg

1997/3/23 39caps


ポール・ブーデヘン

ラ・ロシェル

192cm / 107kg

1999/11/21 0cap


フランソア・クロス

トゥールーズ

190cm / 107kg

1994/3/25 20caps


セコウ・マカロウ

スタッド・フランス

195cm / 108kg

1990/4/20 15caps


チャールズ・オリヴォン

トゥーロン

199cm / 114kg

1993/5/11 33caps


ヨアン・タンガ

ラ・ロシェル

185cm / 108kg

1996/11/29 2caps


ディラン・クレティン

リヨン

195cm / 103kg

1997/3/23 20caps



SH

アントワーヌ・デュポン

トゥールーズ

176cm / 85kg

1996/11/15 47caps


マキシム・ルク

ボルドー・ベグル

177cm / 79kg

1993/1/12 13caps


バプティスト・クイヨ

リヨン

176cm / 78kg

1997/8/22 11caps


バプティスト・セリン

トゥーロン

180cm / 87kg

1994/6/20 42caps



SO

アントワーヌ・ハスヌイ

ラ・ロシェル

180cm / 86kg

1997/6/4 2caps


マシュー・ジャリベル

ボルドー・ベグル

181cm / 86kg

1998/11/06 23caps


ロマン・ヌタマック

トゥールーズ

186cm / 86kg

1999/5/01 36caps



CTB

ジョナサン・ダンティ

ラ・ロシェル

181cm / 110kg

1992/10/07 20caps


ガエル・フィクー

ラシン92

191cm / 100kg

1994/3/26 79caps


ヨラム・モエファナ

ボルドー・ベグル

182cm / 97kg

2000/7/18 16caps


エミリエン・ゲイルトン

ポー

185cm / 89kg

2003/7/13 0cap


アーサー・ヴィンセント

モンペリエ

183cm / 88kg

1999/9/30 14caps



WTB/FB

ルイ・ビエル=ビエリー

ボルドー・ベグル

184cm / 79kg

2003/6/16 0cap


イーサン・デュモルティエ

リヨン

192cm / 93kg

2000/12/29 5caps


ダミアン・ピノー

クレルモン・オーヴェルニュ

192cm / 95kg

1996/9/25 42caps


ギャバン・ヴィリエール

トゥーロン

180cm / 88kg

1995/12/13 12caps


ブライス・デュリン

ラ・ロシェル

176cm / 82kg

1990/4/13 36caps


メルヴィン・ジャミネ

トゥールーズ

180cm / 85kg

1999/6/30 13caps


トマ・ラモス

トゥールーズ

178cm / 86kg

1995/7/23 25caps




ラグビーフランス代表の注目選手はなんといっても、スクラムハーフのアントワーヌ・デュポンとスタンドオフのロマン・ヌタマックの2人です。

この2人は世界最高峰のハーフバックコンビであることは先述の通りですが、この2人を中心にチーム作りは、代表選出メンバーが彼らの所属チーム、トゥールーズから多く選ばれていることからも分かります。

トゥールーズは今季のTOP14(フランス国内のプロラグビーリーグ)の優勝チームですので、優勝チームから選ばれることも納得ですが、デュポンとヌタマックのチームメイトであること、ピッチ内外でコミュニケーションを多く取っていることはチームケミストリー醸成には欠かせないアドバンテージになります。

また、選出メンバーの平均年齢が低く、26歳前後の選手が多く選ばれていることにお気づきの方もいらっしゃると思います。フランス代表が若いメンバーで強豪になり得たのはまたヌタマックが関係することですが、2018年のワールドラグビーU-20チャンピオンシップの優勝メンバーが多く選ばれているのです。

2018年はフランスU-20代表が初めて世界一になった年で、そのチームメイトがU-20に引き続きフル代表でも戦っていることは強いチーム作りの大きな土壌になっていることでしょう。



ちなみに、2018年Uー20優勝経験者は、プロップのデンバ・バンバとジャン=バプチスト・グロス、フランカーのキャメロン・ウォキ、スタンドオフのロマン・ヌタマック、センターのアーサー・ヴィンセントの5人になります。

さらに、ジャン=バプチスト・グロスとアーサー・ヴィンセントの2人は翌年の2019年のワールドラグビーU-20チャンピオンシップの優勝メンバーでもあります。

メンバーのほとんどが若く、代表経験数も少ないですが、センターのガエル・フィクーは18歳でフル代表に選ばれて以来10年以上第一線で活躍している天才センターです。

191cmとセンターの中では背が高く、ボールハンドリングに優れて、常に冷静沈着で高い運動能力を持っており、タックルを受けながら味方にパスを出すオフロードパスのテクニックは、ニュージーランドのレジェンドの1人ソニー・ビル・ウィリアムズを彷彿とさせます。


若く、勢いがあり、国際大会での経験も豊富な若いフランス代表が自国開催のW杯でプライドを賭けて初優勝を飾ることが出来るのか要注目です!


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