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山下美夢有

Yasuhiro Koma

プロ入り前の経歴

山下美夢有選手は2001年8月生まれ、出身は大阪府の寝屋川市です。

5歳の時にお父さんの練習についていったのがきっかけでゴルフを始めます。その後、お父さんの指導のもと、メキメキと上達しました。結果として、小学校時代から全国大会に優勝経験をもつほどの実力者となり、公立の中学校時代にも「日本ジュニア女子12歳~14歳の部」で4位の成績を得るほどでした。

大阪桐蔭高等学校に入学後も全国レベルの活躍をして、2019年に「全国高等学校ゴルフ選手権」で優勝を果たします。また、その年には、「トヨタジュニアゴルフワールドカップ」に日本代表として出場し、見事団体優勝をしました。

山下選手がゴルフの上達を果たしたのには、お父さんを始め家族の協力が大きいと言われています。お父さん「勝臣」さんがゴルフを始めたのは、山下選手が5歳の頃と言われています。つまりは、山下選手と一緒に、ゴルフを学び、山下選手の上達のために研究をかさね、指導したのですね。また、お母さんも山下選手にとっても大きな存在で、ツアー会場でメンタル面を支えるなど、山下選手の活躍をささえています。

なお、山下選手の弟も、現在、アマチュアでゴルフをプレーして、将来の活躍が期待されています。さらに、妹もゴルフをしているそうで、まさにゴルフ一家ですね。



プロ入り後の経歴

山下選手は、2019年にプロテストを受験し、合格します。そして、トーナメント出場を目指したQTで13位になり、翌年からのトーナメント出場権を得ます。

なお、同期には笹生優香、西郷真央プロがおり、山下選手などと「新世紀世代」や「第三世代」と言われています。そんな彼女たちはコロナがおさまり、トーナメントが再開してすぐに活躍をし、ゴルフ界を席巻しています。

山下選手の活躍も凄まじいものがあります。

2020年の「スタンスレーレディスゴルフトーナメント」で5位となり、トップ10入を果たしまた。

2021年になり、4月に行われた「ヤマハレデイスオープン葛城」では惜しくも1打差の2位。

その悔しさを晴らすかのように、翌週の「KKT杯バンテリンレディスオープン」では、14アンダー、2位に5打差のぶっちぎりで初優勝を果たします。

しかし、今度はその翌週の「フジサンケイレディスクラシック」では最終日に逆転され2位に終わるのです。

その後、優勝には遠ざかっていましたが、2022年の5月に国内メジャー「ワールドレディスチャンピオンシップ」で2勝目をあげます。この際には初日から一度も首位を譲ることのない優勝でした。

6月の「宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」では最終日に逆転して優勝します。

これにより全英オープンの出場権を得たのですが、初出場で13位の成績をおさめます。

その後の「ニトリレディースゴルフトーナメント」で5位になります。これは8戦連続でとのトップ5入りとなり、日本人選手最長記録を更新したのでした。

9月には「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」で「60」のスコアを出し、18ホールの最少ストローク新記録の60のスコアをだし、18アンダーの大会新記録で優勝します。

11月には「伊藤園レディスゴルフトーナメント」で逆転優勝します。

最終戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップ」では、プレーオフを制し優勝しました。

この年には5勝をあげ、年間獲得賞金は、約2億4千万円。これは、史上最年少の賞金女王で、日本人選手最高賞金額でした。さらに、年間平均ストロークも60台で日本選手初、トップ10入21試合など、多くの記録を打ち立てました。

2023年の当初は調子があがりませんでしたが、それも少しの間。

4月の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」で今季初優勝を果たします。

5月にも「ブリヂストンレディスオープン」でも2位に7打差の圧倒的な強さで優勝。

翌週の「リゾートトラストレディス」でも優勝し、2週連続の優勝と果たします。まさに敵なしの状態です。この勝利で、史上最年少での獲得賞金を4億円超えプレーヤーとなりました。



特徴

圧倒的な成績をたたき出している山下プロ。その基礎は、お父さんとの練習によるところと言えます。プロや専門のコーチにつくことなく、幼少期からお父さんと一緒に練習をしていました。中嶋常幸プロを師と仰ぎ、教えてもらってはいますが、長期的にはお父さんの影響のほうが大きいと言えるでしょう。今季も当初は不調でしたが、お父さんがチェックすると、みるみるうちに復帰し、優勝、それも圧倒的な強さで勝っています。

この強さは優れたスイングがあってこそですが、具体的には、スイング中フェースがまっすぐ、スクェアをキープしていること。また、安定したスイングで、手元からの距離が変わらないことなどが挙げられます。

これは強い下半身があってこそのものでしょう。アドレスの立ち方から良く、スイング中も体の動きがすばらしく、エネルギー移動が効率よく行われて、さらに再現性もすぐれています。150cmの身長ですが、安定した飛距離で、どのクラブでも的確な飛距離をだしているのです。強い下半身からうみだす、シンプルかつ安定性の高いスイングが最大の強みといえます。

その上にマネジメントとメンタルの強さも大きな武器です。これは、本人はもちろんですが、お父さんとお母さんの協力もあってのものでしょう。

ライバルもいますが、山下プロは今年も賞金女王に向けて盤石で進んでいます。活躍まちがいありません。


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